長期投資を前提とした場合に、株式と債券ではどちらが期待値が高くなりますか。また、債券を全く持たないという選択肢は異端なのでしょうか?
(債券投資についてはSBI証券さまのリンクがこちらです)

長期投資における株式と債券の期待値とポートフォリオ戦略

 長期投資を行う際、投資家はしばしば株式と債券のどちらに重きを置くべきか、そして債券をポートフォリオに含めるべきかどうかという問題に直面します。この記事では、長期投資における株式と債券の期待値と、債券を持たない選択肢について、具体例や数字を用いて解説します。

株式と債券の期待値

 株式と債券は、それぞれ異なる特性とリターンの期待値を持っています。歴史的なデータに基づくと、株式は長期的には債券よりも高いリターンを提供する傾向にあります。
 例えば、ジェレミー・シーゲル博士の研究によると、1802年から2013年までの期間で、株式の実質年率利回りは約6.7%長期債券は約3.5%でした。これは、株式が長期的には債券よりも高いリターンを生み出すことを示しています。

債券を持たない投資戦略

 債券を全く持たない投資戦略は、一般的には異端とは見なされません。実際、リスク許容度が高い投資家や、より高いリターンを追求する投資家は、株式のみのポートフォリオを選択することがあります。
 このような戦略は、市場の変動に対する高い耐性と、長期的な視点を持つことが重要です。バーベル戦略のように、リスクが大きく異なる資産に分散投資する手法もあり、これによりリスク分散を実現しつつ、ポートフォリオ全体のリターンを高めることができます。

具体例と数字

 具体的な例として、米国株式市場におけるS&P 500の長期保有を考えてみましょう。過去のデータによると、S&P 500を20年以上保有した場合、ほぼ間違いなくプラスのリターンが得られ、期待値としては年率平均6%台後半(インフレ調整後)であることが示されています。

 なお管理人は株式+現金で保有しており、債券は組み入れておりません・・・(大丈夫かな・・・)

結論

 長期投資においては、株式が債券よりも高い期待値を持つと言えますが、これは高いリスクを伴います。債券を全く持たない選択肢は、投資家のリスク許容度や投資目標に応じて有効な戦略となり得ます。
 重要なのは、投資戦略を選択する際に、自身の投資目標、リスク許容度、そして市場の変動に対する理解を深めることです。

参考文献:
: Jeremy Siegel (2014), Real Returns Favor Holding Stocks, American Association of Individual Investors
: 長期投資家には債券は不要であるという衝撃的事実
: バーベル戦略|リスクが異なる資産に分散投資してリターンを狙う戦略 – Hitopedia

最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた。

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投稿者

管理人ねこ

30代会社員。2020年4月頃にFIREという考え方を知り、目指し始めました。 これまでの軌跡、これからの軌跡をメインに綴りたいと思いブログ開設いたしました。まわりみちが多くなると思いますが、気長にやっていきたいと思います。

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