今回、ギャンブルとしては極めて異常な事態が発生していることが話題になっていますので、それについて解説します。
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目次
〈MEGA BIG メガビッグとは〉
MEGA BIG メガビッグは、日本で人気のある公営ギャンブルの一種で、サッカーの試合結果を予想することによって、最高12億円の当選金が得られる可能性があるくじです。参加者は指定された試合の結果を予想する代わりに、コンピュータがランダムに結果を選ぶため、予想の手間が省けるという特徴があります。
つまり、要は宝くじとほぼ同じといって差し支えないと思います。サッカーの試合結果予想が入るので、多少の予想テクニックや経験が入り込む余地があるものの、所謂ギャンブルの一種です。
〈通常の期待値〉
一般的に、MEGA BIG メガビッグの期待値は約50%程度とされています。これは、投資した金額に対して、長期的に見た場合に戻ってくる金額の割合を意味します。つまり、300円を投じた場合、平均して150円が戻ってくるという計算になります。
これだけみると、投資対象としては「うーん・・・」という感想を管理人は受けます。基本的に期待値がプラスのギャンブルはあり得ないとしても、50%はちょっとな・・・と思います。
〈その他の公営ギャンブル期待値は?〉
日本の他の公営ギャンブル、例えば競馬、競輪、競艇などの期待値は、約75%程度とされています。これはMEGA BIG メガビッグよりもやや高い還元率を示しており、プレイヤーにとってはより有利な条件と言えるでしょう。
やっぱり、理論値だけみると競馬等の方が良いような気がします(ちなみに競馬の期待値75%らしいですが、多分管理人の収支は▲50%くらいです(笑))
なお、公営ではありませんがパチンコは85%くらいと言われており、そこは良心的だと思います。
〈期待値が100%超とはどういう状態?〉
期待値が100%を超えるというのは、投資した金額に対して、平均してそれ以上の金額が戻ってくるという状態を指します。つまり、プレイヤーが利益を得ることが期待できる状況です。この状態は、通常では考えられない非常に珍しいケースであり、特別な状況下でのみ発生します。
これは通常あり得ないケースです。理論上は、投資額以上が戻ってくることになりますので、事業として成り立たないためです。
〈第1476回MEGA BIG メガビッグの異常事態〉
第1476回のMEGA BIG メガビッグでは、なんと期待値が170%を超えるという異常事態が発生しました。これは、台風の影響で試合が中止となり、自動的に当選確率が上がったことによるものです。このような状況は、ギャンブルとしては前代未聞の出来事であり、多くの投資家やギャンブル愛好家の間で大きな話題となっています。
このような異常事態は、ギャンブルのリスクとリターンのバランスを考える上で非常に興味深い事例と言えるでしょう。投資家やギャンブル愛好家は、このような機会をどのように捉え、どのように行動するかが重要です。期待値が100%を超えるという現象は、ギャンブルにおける大きなチャンスであると同時に、その後の動向を見極めるための重要な指標となります。
〈勝負にでた人はいるの?〉
X(旧Twitter)では、約7,500万円を投じた人物がおり話題になっています。絶対とは言えないものの、期待値が170%ということは理論上12,500万円になって返ってくることとなるため、非常に割の良いギャンブルとなります。
このような行動は、非常にリスクが高いものの、期待値が高い状況では理にかなった投資戦略と言えるでしょう。
〈まとめ〉
上述のとおり、これは異常事態のため再現性のあるギャンブルでは全くありません。ただ、
・台風の影響で中止となった試合が多く、勝敗予想対象が通常より少ない
・キャリーオーバーで当選金額が大きく積み上がっている
ということに注目し、異常期待値を発見したプレーヤーは賞賛に値すると思います。みずほ証券の誤発注により生じた異常を見逃さず、財をなした通称BNF氏に通じるものがあると思います。
また、ハリウッド映画で、ポーカーについて「カウンティング」という勝率を上げる手法でカジノと戦った俊英大学生達を描いた作品がありましたが、それを管理人は思い出しました。
7,500万円投じたプレーヤーはその後結果をまだ明らかにしていませんが、楽しみに待ちたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた。