土日は市場が開いていなくて暇・・・そんな投資大好き民の皆様へ。
基本的に金融商品の取引は平日の取引時間中ですが、例外的に市場が閉まっているタイミングで取引されるものもあります。今回はその代表格であるサンデーダウについて解説していきます。(参考:オリックス銀行HP/リンクはこちら)
〈サンデーダウとは〉
サンデーダウは、土日に取引されるCFD市場(※)のダウ平均株価を指し、具体的にはIG証券が提供する「Weekend Wall Street」というCFD商品の値動きです。通常の株取引は平日のみですが、CFD取引は週末も行われます。
(※)CFD(差金決済取引)
CFDは、実際の資産を所有せずに価格の変動を利用して取引を行う方法です。CFDでは、株式指数や商品、通貨ペアなど幅広い金融商品が取引対象となります。週末だけでなく、祝日にも取引が可能な場合が多く、投資家にとって柔軟性の高い選択肢となっています。
〈サンデーダウの取引時間〉
サンデーダウの取引は、日本時間で土曜日の午後13時から14時頃に開始し、翌週のニューヨーク証券取引所の取引開始時間まで続きます。
つまり、土曜日曜になにか大きなニュースが飛び込んで来たりしたときに、それに対応する取引ができるというメリットがあるわけですね!!(下記画像は日曜日11:10頃の取引状況)
〈サンデーダウの取引規模〉
サンデーダウの取引規模は、実際の米国株市場に比べて小さく、取引量が少ないため、価格の信頼性には一定の不安があります。
取引量が少ない=参加者が少なく流動性に欠ける といっていいです。ですので、ボラティリティが大きく想定外の値動きをする可能性があることに留意が必要ですね。
〈サンデーダウの歴史〉
サンデーダウ自体はそれほど長い歴史がある取引ではありませんが、CFD取引(リンクはこちら)自体は金融市場で広く利用されており、週末の市場動向を予測するためのツールとして使われています。
つまり、歴史は浅いものの取引システム自体は伝統的なものなので、安心して利用していいということですね!!
〈週明け指数への信頼度は? 信じて良いの?〉
サンデーダウは、週末のダウの動きを反映した指数として参考にされますが、その価格の信頼性には疑問があります。取引参加者が限られているため、週明けのダウの実際の動きとは必ずしも一致しないことがあります。
週末に発生した重要なニュースや出来事に基づいて、週明けのダウ平均株価の動向を予測するための参考値として活用されます。投資家は、サンデーダウの動きを見て、週明けの市場の方向性を探ることができます。
参加者が少ないことや、土日に出てくる情報の信頼度も見極めが難しいため、必ずしも週明けのダウと同じになるわけではありません。自身の投資行動に反映させる場合は、参考程度にするのが良さそうですね!!
〈まとめ〉
サンデーダウは、週末のCFD取引におけるダウ平均株価の動きを示す指標であり、週明けの市場予測に役立つ情報源です。しかし、取引規模が小さいため、その信頼性には限界があり、大きな市場動向を読む際には注意が必要です。投資家は、サンデーダウを参考にしつつも、他の情報源と照らし合わせて慎重な判断を下すことが求められます。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた。