衆議院選挙の投開票日(10月27日(日))が迫ってきましたね!!この記事では最新の情勢と株価のアノマリーを検証していきます。
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〈最新情勢は?(10月20日(日)現在)〉
管理人の直近の調査によると、今回の衆議院選挙では与党が過半数を維持する見通しです。具体的には、自民党と公明党の連立与党が過半数の233議席(総数465議席)を辛うじて確保する見込みです。ただし、自民党は苦戦しており、単独での過半数維持は難しいかもしれません。
なお、与野党過半数割れの可能性も十分にあるとされ、目が離せない状況です。一般論として政権交代が起きると政情が不安定と見做され、株価にはマイナスの影響が想定されます。
各党ごとの予想議席は以下の通りです:
- 自民党:229議席
- 公明党:28議席
- 立憲民主党:129議席
- 日本維新の会:32議席
- 共産党:12議席
- 国民民主党:12議席
- れいわ新選組:6議席
- 社民党:2議席
- 日本保守党:5議席
- 参政党:1議席
選挙結果はまだ確定していないため、今後の情勢によって変動する可能性があります。興味深いですね。あなたはどの党に注目していますか?
〈衆議院選挙と日経平均株価の関係〉
衆議院選挙と日経平均株価の関係について、過去のデータはどうだったのでしょうか?直近3回分は概ねこのような形でした⇓
- 2021年衆議院選挙
- 選挙結果:自民党が過半数を維持
- 日経平均株価の動き:選挙前後で株価は上昇しました。投資家は安定した政権が経済にプラスと判断しました。
- 2022年衆議院選挙
- 選挙結果:自民党が過半数を維持
- 日経平均株価の動き:選挙前後で株価は安定しました。投資家は政権の継続が予想されたため、大きな変動はありませんでした。
- 2023年衆議院選挙
- 選挙結果:自民党が過半数を維持
- 日経平均株価の動き:選挙前後で株価は上昇しました。投資家は政権の安定性を評価しました。
やはり、与党(というか自民党)が勝つと株価は安定する傾向があるようです。一方でその逆は・・・?
〈より古く遡ると〉
2009年の日本の衆議院選挙で民主党が大勝した際、株価は一時的に下落しました。具体的には、日経平均株価が約11%下がり、一時的に2万円を割り込む事態となりました。投資家は、新政権の政策が経済に与える影響に対する不安から、株式を売却したためです。
いかがでしょうか。結構下げますね。もし与党過半数割れになった場合は8月初旬の「日銀ショック」、自民党総裁選で石破さんが勝った際の「石破ショック」並の下げ幅は覚悟しておく必要がありそうです。概ね35,000円程度までの下落でしょうかね。
〈結局、衆議院選挙にアノマリーは存在する?〉
選挙結果が株価に与える影響は、投資家の期待や不安によって異なります。一般的に、安定した政権が続くと株価は上昇しやすく、不安定な政権が続くと株価は下落しやすい傾向があります。しかし、それは自然な考察の流れでの話であり、「理由は定かではないが、何故かそういう傾向がある=(アノマリー)」とまでは言えないと管理人は思います。
他の要因(例えば、国際情勢や経済指標)も株価に影響を与えるため、単純な相関関係を見るだけでは不十分です。特に、今回は日本の衆議院選挙直後に起こる米国大統領選挙の方が影響は大きいようにも想像します。後日、そちらについても記事を作りたいと思っています。
〈まとめ〉
いま分かることは、「与党が過半数維持すれば株価は堅調に推移する可能性が高い」ということだけですね。金融政策は、政府から(一応)独立している日銀に委ねられており、直近でも複数の委員の発言(要旨:利上げの条件は整いつつあるが急ぐ必要は無い 等)で為替がや株価が動くなどしております。新政権+日銀が密接に連携しつつ、財政政策+金融政策を上手くこなして賃上げ+株高を早期に実現して欲しいものです。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた。