資産運用している人はよく耳にする日経平均「先物」ですが、なんとなく理解していても実際のところよく分からない というかたもいらっしゃると思いますので、詳しく解説していきます。この記事を読めばきっと確り理解して指標を参考にできるようになりますよ!!
(参考:日本証券取引所:JPX/HPはこちら

〈日経平均先物とは〉

 日経平均先物指標は、将来の株価を予想する金融商品であり、特定の期限(限月=「げんげつ」)に設定されています。これらの限月は通常、3月、6月、9月、12月の第2金曜日に設定されており、最も近い限月から最大8年先までの期間をカバーしています。日経平均先物の価格は、市場の需給バランスによって決まりますが、実際の日経平均株価とは異なる動きをすることがあります。これは、市場参加者の期待や様々な経済的要因によって影響を受けるためです。

 通常、最も頻繁に取引されるのは最も限月が近いものだそうです。まぁ直感的にもそうですよね。8年先とか言われても全く分かりませんもんね。

 なお、日経平均先物が上がっているからといって現物も必ず同じ方向に動くワケでは無いの要注意です。参考にはなりますが、盲目的に信じると痛い目にあることもありますので、くれぐれも用心してください。

〈日経平均先物はどこの取引所で運営している?〉

 日経平均先物は、日本取引所グループ(JPX)が管轄しており、具体的には大阪取引所(OSE)で取引されています。日経平均先物は、日本国内の投資家だけでなく、世界中の投資家にとっても重要な金融商品となっています。

 勝手なイメージで東京証券取引所かと思っていましたが、日経平均先物は大阪証券取引所なんですね。なお管理人は福岡証券取引所に行ったことがありますが、思ったより静かなところでした。大阪証券取引所はどうんでしょうかね?

〈CME(=Chicago Mercantile Exchange)とは?〉

 日経平均先物には大阪証券取引所のほか、CMEというのもありますよね。それについても解説していきます。

 シカゴマーカンタイル取引所(Chicago Mercantile Exchange, CME)は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴに本拠を置く、世界有数のデリバティブ市場です。1898年に設立されたこの取引所は、金融商品やコモディティを扱う総合取引所として知られています。CMEは、金融先物取引の先駆者としても名高く、1970年代には金融先物取引を導入し、その後も多様なデリバティブ商品の上場に積極的に取り組んできました。

 CMEグループは、株価指数、外国為替、暗号通貨、天候、エネルギー、電力、金属、農産物、畜産物、不動産、金利など、幅広いアセットクラスにわたる先物取引およびオプション取引を提供しています。これにより、市場参加者は価格変動リスクから身を守りつつ、ポートフォリオの最適化や原資産のエクスポージャー調整を行うことが可能です。

 CMEグループは、CME Globexという電子取引プラットフォームを通じて、ほぼ24時間取引を行うことができるシステムを提供しています。また、CME ClearPortという清算サービスを通じて、店頭取引市場向けの清算を行っており、市場の柔軟性と信頼性を高めています。

 ほぼ24時間取引が行えるなんて凄すぎますよね!!世界中の市場関係者が重視するのも頷けます。自分が寝ている時間帯に発生した突発的な事象も織り込んで取引できるワケですから、対象商品の中では最先端を走る指標といっていいでしょう。

〈CMEの重要性とは?〉

 上記のとおりCMEグループの取引所は、市場参加者にとって重要なリスク管理ツールであり、世界経済における重要な役割を果たしています。その革新的な取り組みと幅広い商品提供により、CMEグループは今後も金融市場の発展に寄与していくことでしょう。
 我々個人投資家も重要な指標として定期的にチェックしていくことが求められます。いままで通常の日経平均や大阪証券取引所の日経平均先物しかチェックしていなかった方は、今後はCMEにも注目してみましょう!!

〈まとめ〉

 インデックス投資家のうち、日経平均株価に投資している方もたくさんいらっしゃることと思います。投資は一寸先は闇ですが、そんな中でも僅かに光を照らしてくれるのが先物指数です。勿論投資なので100%信用出来るものではありませんが、少なくとも参考にはなるはずです。大阪証券取引所の日経平均先物指数、CMEの日経平均先物指数を上手く使いこなして一緒に資産形成に励んでいきましょう!!

最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた。

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