我々インデックス投資をメインに資産形成する人々は毎月の給与は入金力の源ですから、非常に重要なファクターです。ここについて、管理人が思うことを記載していきます。なお、管理人は多種多様な職業についていらっしゃる方の年収を見る機会がありますので、個人的な知見や意見も記載します。

〈TOP20/高給の代表は総合商社、投資顧問、コンサルなど〉

 みなさん、高級な業種として何を思い浮かべるでしょうか?公務員?プロ野球選手?医師?弁護士?などでしょうか。ここでは「会社員として」という切り口で記載していきます(データの参考、出展:日経転職版)。なお、後ほど医師や弁護士については記載しようと思います。

 トップ20は上記の通りです。管理人としては概ねイメージ通りです。なお、総合商社は30歳過ぎでも1,500万円を余裕で超えていると思います。12位の損害保険も30歳過ぎで1,100~1,200万円は堅いと思います。TOP5は激務のイメージがありますが、申し分ない年収が保証されていると考えてよいでしょう。なお、業界内でも勿論リーディングカンパニーと業界下位の会社では給与水準はことなりますが、差は大きくても3割くらいと考えて差し支えないと思います(リーディングカンパニーが100だったら下位は70くらいのイメージ)。

〈21~40位/生命保険?不動産?〉

 21~40位は上記の通りです。括りが広いので若干違和感がある部分もあります。例えば30位生命保険、37位不動産ですが、生命保険会社の総合職や大手デベロッパーは、1位の総合商社並の待遇です。

〈41~61位/独立行政法人、飲食、ホテル、福祉〉

 50位の官公庁、独立行政法人はちょっと表現が広いですが、感覚としてはこのあたりでしょうか。管理人としてはもう少し高いイメージでした。57位、58位は夜間や休日にこの業種の皆さんが働いてくださっているので、一般的な「休み・旅行・息抜き」が成り立つので、もっと高年収になって欲しいものです。61位の福祉・介護職は待遇改善が必要な旨の報道がなされますが、管理人も完全に同意です。年収の改善余地が大きすぎることが、なり手不足の最大要因であることは明らかです。

〈管理人が思うこと①〉

 冒頭申し上げたように、管理人は様々な業種・職種の方の年収を見る機会がありました。実際に会話する機会も同様です。感じていることは、「年収は個人の能力1割+所属している業界と会社9割」ということです。業界全体のビジネスモデル的に、従業員に支払える給与はある程度決まっています。その中で「最大手なのかどうか(=業界内での大手か否か)・個人の能力が高いか(=社内で評価されるているか否か)」で若干変動するイメージです。

 年収=能力は絶対に成り立ちません。たまたまどこに所属していたかです。勿論、あらかじめこの事実に気がつき待遇がよいとされる業界を選んで就活(もしくは転職)した方もいらっしゃるでしょうが、もし今自分の年収が伸びない=能力自分は無能なのか・・?と悩んでしまっているひとがいたら、決してそんなことはないと心の底から伝えたいです。

〈管理人が思うこと②〉

 これから就職、転職しようとしている方につきましては、業界で選んでいっていいのではないでしょうか?一般的には「やりたい仕事!!」とか「子供の頃からの夢!!」とかが重視される、美化される傾向がありますが、どうせ就職して全てがイメージ通りなんてことはありませんので、管理人としては「平均年収が高い業界をとりあえず目指す」ということをオススメしたい次第です。

〈番外編/医師・弁護士〉

 表にはありませんでしたが、医師、弁護士はどうでしょうか?管理人の経験上なのですが、
【医師(勤務医)】
 勤務医の場合、概ね1,200万円~1,700万円くらいのケースが多いです。専門科目やどれくらいの頻度で勤務するかによりますが、勤務医の場合は概ねこれくらいでした。

【医師(開業医)】
 開業医の場合、青天井です。開業医やそのご家族に話をきいてみると「開業医なんて中小零細企業の社長と同じだよね」なんて言っていらっしゃる方もいましたが、数千万円~数億円が狙えます。

【弁護士】
 弁護士は所属する事務所、および事務所内での立ち位置(パートナー弁護士など)になり様々です。勤務医と比べるとボラティリティがかなり大きい印象です。せっかく弁護士資格をお持ちであっても、年収の面では恵まれていない方をたくさん見てきました(逆に数千万円、数億円の方もたくさんいらっしゃいました)。
 ちなみに弁護士の場合は多くケースで給与収入ではなく報酬を営業収入としてを得て、経費を差し引いて所得計算しています。

最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた。

シェアはこちらから